中学1年冬に天体望遠鏡を、2年の冬に一眼レフカメラを買ってもらったものの、中坊が遠出できるはずもなく、観測や撮影はもっぱら自宅の庭で、月や木星でした。
天文ガイドや天体写真の本を読み漁り、撮影に挑むも、なかなか上手く撮れません。
いろいろ調べると、天体写真は現像やプリントを自分で行わないとよい仕上がりにならないと知りました。





現像は中3で始め、プリントはLPLの引伸ばし器を高校の入学祝いとして買ってもらい、始めました。
今から考えると、15-16歳でよくまぁここまでのめり込んだものです。(中二病)


残念ながら写真はないのですが、暗室は、ハナレの2階のホールに、暗幕を貼り巡らせて作りました。いわゆるお座敷暗室です。
都度引伸ばし器を組み立て、机にバット(トレー)を並べ、赤色電球下で作業をします。
事前に作った現像液・定着液をバットにいれますが、現像は温度が大事なので、温度計を入れて、夏冬はバットを二重にしてヒーターや氷を追加しながらの作業でした。
最初の頃は、家庭用の冷蔵庫に現像液を保管していたのですが、飲料と間違えそうで容量も大きいので、「いれてはだめ!」と怒られていました。
その後姉が学生時代に使っていた小型冷蔵庫がでてきて、現像液や薬品を専用に保管できました。
1978年4月に高校に入学し、受験で封印した撮影を再開。
試行錯誤の結果、冬までにそれなりの木星が撮れるようになり、天文ガイドに応募したところ、なんとか入選することができました。
1979年4月号です。(アイキャッチ画像の号)

賞金は3000円だったような気がします。
高校二年になって9月号に再度入選することができました。


当時の天文ガイドでは2回までは初心枠なのですが、3回目からは一般枠になります。
一般枠は流石にレベルが高く、この後は入選することはできませんでした。
また、高校2年生で勉強もそっちのけで写真を撮っていたので、成績はどんどん下がり、赤点も多くなり、さすがに「このままではまずい」と自覚し、天体撮影は高2の冬で封印です。
この後、富山大学工学部に入学でき、サークルは天文同好会に入り、同好の友人と星を見る楽しさや、天文以外の様々なことを知り、その後の自分の人生に大きな影響となりました。
2021年に約40年ぶりに自分の望遠鏡とデジカメで惑星を撮影。

デジタルでは惑星は動画で撮って、良い静止画フレームをスタック(コンポジット)するのが主流になっています。
暗室作業はもう不要ですね、、、
現像道具や引伸ばし器は先日処分しました。
天文ガイドも買い始めて50年、そろそろ断捨離を考えているこの頃です。
コメントお待ちしております。


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